しかし、その話を聞いて。
途端に、誰かと話したくなってしまったのは、言うまでもない。
早速、その日の晩に凌憲に電話してしまう。
「ひ、久々…」
『久しぶり!って、この間会ってるけど。あはは』
久々の電話だったんだけど、中等部の頃と何の変わりもないお互いの雰囲気に、お互いビックリしてしまうほど。
先日の件、田丸さんと魔獣の話、世間話など…軽く小一時間話した時点で、今度直接会わないか?という話が持ち上がり。
じゃあ、俺んち来る?
と、一週間後、日曜日の午後に会う約束をした。
それを楽しみに、何ら変わりない日々を楽しく過ごす。
北桜の友達にはもう会わない…と、思ってたのに。楽しみにしてるなんて、不思議だ。
そうしていると、あっという間に一週間が過ぎる。
日曜日。
午前中は部活。
終わるとすぐに、忠晴の車が待っている学校の裏口通りへと駆け足で向かう。
今日だけは、忠晴にお迎えをお願いした。
忠晴の車を見つけると、急いでドアを開けて乗り込む。



