俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「そして、体内に無くなった血液と引き換えに大量の妖気が貯まっていていることがわかった」



血液の代わりに、体内に大量の妖気?



「それはどういう…」

「言葉そのままだよ。無くなった血液の代わりに妖気が混じって血液に溶け込んでいる。その妖気の独自の作用なのか、体がそれを血液と思い込んで辛うじて生命機能が維持出来てるんだ」

「…難しいな。その話」

「私もそう思うよ。…そこで、ウチに警察から依頼がきた」

「警察から…陰陽師に依頼?!」

「陰陽師にご相談?みたいな。で、剣軌が考えたのが、人間の輸血をしながらも、この妖気を除去すれば体内の血液も元通りになるかもしれない。という、仮定に基づいた発想。今、治癒に特化した力持ってる玲於奈がガイシャの妖気浄化の処置に当たってる」

「………」

玲於奈…あのもさ男か。

「でも、血液が半分無い状態は状態だし妖気に侵されているんだ。はっきり言って状況は厳しい。このままダメになるかもしれない…」