俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


特に仲が良かったワケでもないが、生徒会という表立った仕事をしているため、ある程度面が割れている人。

知り合いのこういう姿を見ると、わかっちゃいたけど衝撃だ。



「ガイシャの名前は、田丸賢二郎、北桜学園高等部の二年。…発見される二日前の金曜日、帰宅しないため親から捜索願が出てた。金曜日の夕方、授業が終わってからの足取りは不明、だそうだ」

「………」



タブレットに映し出された田丸さんの痛々しい画像を、改めて見る。

まさか、北桜の生徒がこんな事件に巻き込まれるだなんて。

いったい何が…?



…しかし、そこでひとつの疑問が生じる。



「…で、なずな。この事件とおまえが何の関係があるんだ?」



これは、傷害事件じゃないのか。

なのに、何で陰陽師に依頼が…?



「…ガイシャが救急に運ばれて医師の診察を受けたはいいんだけど…意識不明になる致命傷が見つからないし、なのに体内の血液が半分減っている。なのにまだ辛うじて生きているという不可思議な状態」