俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「顔、上半身を殴打されたと見られる痣や小さい傷はあるけど…意識不明に至るほどの致命傷じゃないんだ。…見るか?」

「………」



息を飲んで頷く。

予想以上の展開になっているが、自ら首を突っ込んだ以上後には退けない。



なずなが画面をスクロールして、その姿を出す。

それは、真っ白な雪山の上で手足を投げ出し、仰向けに倒れている。

学生服を着た男子生徒。

やはり、北桜学園の制服…!



「…で、これが体の傷跡の様子」



更に、画面がスクロールされる。

しかし、そこは衝撃を受けざるを得ない。



「…あぁっ!」



そこには、裸で横たわった男子生徒の様々な角度から撮られた写真。

体にはやはり、なずなの言った通り、細かい傷や痣があるが…大きな刺し傷と見受けられるものは、無い。

左頬が殴られて腫れたと思われる顔の写真を見た時、思わず声をあげてしまう。



「どうした?」

「田丸さん…」

「知り合いか?」

「…生徒会の人だ」