「顔、上半身を殴打されたと見られる痣や小さい傷はあるけど…意識不明に至るほどの致命傷じゃないんだ。…見るか?」
「………」
息を飲んで頷く。
予想以上の展開になっているが、自ら首を突っ込んだ以上後には退けない。
なずなが画面をスクロールして、その姿を出す。
それは、真っ白な雪山の上で手足を投げ出し、仰向けに倒れている。
学生服を着た男子生徒。
やはり、北桜学園の制服…!
「…で、これが体の傷跡の様子」
更に、画面がスクロールされる。
しかし、そこは衝撃を受けざるを得ない。
「…あぁっ!」
そこには、裸で横たわった男子生徒の様々な角度から撮られた写真。
体にはやはり、なずなの言った通り、細かい傷や痣があるが…大きな刺し傷と見受けられるものは、無い。
左頬が殴られて腫れたと思われる顔の写真を見た時、思わず声をあげてしまう。
「どうした?」
「田丸さん…」
「知り合いか?」
「…生徒会の人だ」



