俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


同時に、そこで爆発が起こって、風圧で体を揺らされる。

バランスが取れずフラついて足元を崩す者もいた。



「…一般市民を攻撃するなんて、どういうことだ!」



攻撃を仕掛けた彼に向かって、なずなは更なる怒りを顕にする。

だが、この男はまたしても「あははっ」と笑っていた。



「…そんなルール、君たち人間が勝手に作ったものでしょ?」

「何っ…!」

「僕たちにはそんなもの関係ない…」



笑みを崩さず、淡々と自論を語る彼に恐怖を感じたのは言うまでもない。

久々にお会いしても、やはり…この男はイカれてる。



すると、正面玄関口から数人血相抱えて走って出てきた。



「何なんだこの騒ぎ!…あっ」



綾小路室長だ。

登場するなり、木の上の彼を見て立ち止まる。



「これはこれは霊波動使いの綾小路さん。お久しぶりですね」

「…やはり、あなたでしたか。《マントラ》の生き残り、黒い翼のリグ・ヴェーダ…」

「生き残りって言い方、やめてもらえる?魔界から新しい仲間連れてきたんだから」