知らなかった事実を目の前に突き付けられて、狂ったように叫んだり、泣き叫んだりする一年の女子たちや。
青ざめてただ黙っている猪狩や薫。
二年の面々は、同じく青ざめている者もいれば、開き直ってどうでもよくなってる平然としている者もいた。
そして、学校が…学校の地下がこんなことになっていて。
めちゃくちゃになっている。
俺が昨年までいた、学校が…。
ミッションを果たすのに夢中で考えていなかったことが、今、改めてじわじわと考えては、感じてしまう。
これからどうなってしまうんだろう。
みんなは?学校は?
こいつらだけじゃない。
凌憲たちは?
どうなるんだ…。
そう思うと、胸が痛くなるし…恐かった。
「すみませーん!痩せて相当弱ってるから!丁重に運んで下さい!お願いしまーす!」
なずなの声が聞こえて、ふと顔を上げる。
なずなは、さっきからあのスーツ姿の風祭さんと、魔獣の傍にいる。
魔獣は、現場の資材を運ぶようなベニヤ板の台車に移されて、たった今移動を始めようとしているところだった。



