俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


知らなかった事実を目の前に突き付けられて、狂ったように叫んだり、泣き叫んだりする一年の女子たちや。

青ざめてただ黙っている猪狩や薫。

二年の面々は、同じく青ざめている者もいれば、開き直ってどうでもよくなってる平然としている者もいた。



そして、学校が…学校の地下がこんなことになっていて。

めちゃくちゃになっている。

俺が昨年までいた、学校が…。



ミッションを果たすのに夢中で考えていなかったことが、今、改めてじわじわと考えては、感じてしまう。



これからどうなってしまうんだろう。

みんなは?学校は?

こいつらだけじゃない。

凌憲たちは?



どうなるんだ…。



そう思うと、胸が痛くなるし…恐かった。




「すみませーん!痩せて相当弱ってるから!丁重に運んで下さい!お願いしまーす!」



なずなの声が聞こえて、ふと顔を上げる。

なずなは、さっきからあのスーツ姿の風祭さんと、魔獣の傍にいる。

魔獣は、現場の資材を運ぶようなベニヤ板の台車に移されて、たった今移動を始めようとしているところだった。