俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


とうとうイカれてしまったのか?!

様子を見てこっちにやってきたデカチョー山さんと綾小路室長もひそひそ話をしている。

「何だか相当イッてますね…山さん、尿検査でもしときます?」

「シャブは上がってねえけど一応な…おい!そいつをトイレに連れてけ!」

「さあ、話はここまでとして、皆さんこちらへどうぞ」

毒キノコではなく…ですか。





…そこから、何だか現場が慌ただしくなっていった。



そこで、しばらく俺は一人。

その壮絶ともいえる現場を、ただ眺めているだけの状態となる。



残骸となった檻の周りに集まっている、綾小路室長とVIPレディクラのメンバー。

警官が持ってきた段ボールに詰め込まれる、小さな袋の数々。

慌ただしく行き交う警官の人々。



ただ、一人で眺めている…けど。



でも、それは全てただ通りすぎるだけのような感覚で。

何も頭に入ってこない。

時間が経てば経つほど…どんどん頭が真っ白になっていく。




実は…少しだけ、怖くなってしまったのだ。