俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


しかし、それはその一瞬だけで。

綾小路室長の様子はすぐにコロッと変わり、元通りになる。



「…それはそうと、高橋くん。君のお母様、警視総監の姪っ子さんらしいですねー?」



そう告げられた高橋、ふんとドヤ顔になるが。



「…ですが、大変申し訳ありません。私、末端の末端の地下住人の者なので…警視総監も私を『知らん!』だと思います…」

「…は?」

「まあ、私も特別班のポジションにいる以上、そんな圧力掛けられても『知らん!』ですがね?」

すると、向こうからデカチョー山さんが「よく言った!」と、ガッツポーズをしている。



しかし、そこで突然笑い声が発生する。



「…あはは!…あははは!…バカじゃねえのか!」



またしても、高橋だ。

なぜ、笑う?

笑いの毒キノコ…?



そして、高橋はギラギラとした目で、挑戦的に言葉を投げ掛ける。



「…おまえ、覚えてろよ?…俺は、俺は選ばれた人間だ!…後で泣きを見ても知らねえからなぁっ?!…あははっ!あははは!」



なぜか、高橋は笑い続けている。

窮地に陥ってるはずなのに。