俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


視線と口調は冷ややかなのに、笑顔を崩してないのが恐い。

その視線で迫られて、平気でいられるワケがない。



「…そういうワケで、あのおくすりのことも含めて!立ち会い、取り調べお願いしますねー?」

「…ち、ちょっと待ってよ!」

そこで声を荒げるのは、一年のレディクラの女子、岡部だ。



「…ん?どうしました?」

「わ、私、ドラッグなんて知らない!な、な、何なのそれ?!…そんなものあるだなんてぇぇ!」

そう訴える岡部、半ば発狂している。

すると、一年女子の齊藤、松村もつられて次々と叫ぶように訴え始めた。



「し、知らなかったのに、取り調べ?!…私、知らない!知らないのに!」


しかし、そこは室長。怯むことなく冷静な対応をする。


「…まあ、本当に知らなかったのか何なのかは、本部で聞きますから」

「嫌よ!…やってもいないのに!…お父さん!お父さん呼んで!」

「親御さんですか?…あなた方の親御さんには、我々がここに踏み込む前に許可を頂きましたよ?…警察に連れていっていいって、ね?」