視線と口調は冷ややかなのに、笑顔を崩してないのが恐い。
その視線で迫られて、平気でいられるワケがない。
「…そういうワケで、あのおくすりのことも含めて!立ち会い、取り調べお願いしますねー?」
「…ち、ちょっと待ってよ!」
そこで声を荒げるのは、一年のレディクラの女子、岡部だ。
「…ん?どうしました?」
「わ、私、ドラッグなんて知らない!な、な、何なのそれ?!…そんなものあるだなんてぇぇ!」
そう訴える岡部、半ば発狂している。
すると、一年女子の齊藤、松村もつられて次々と叫ぶように訴え始めた。
「し、知らなかったのに、取り調べ?!…私、知らない!知らないのに!」
しかし、そこは室長。怯むことなく冷静な対応をする。
「…まあ、本当に知らなかったのか何なのかは、本部で聞きますから」
「嫌よ!…やってもいないのに!…お父さん!お父さん呼んで!」
「親御さんですか?…あなた方の親御さんには、我々がここに踏み込む前に許可を頂きましたよ?…警察に連れていっていいって、ね?」



