そうですね。
陰陽師には、警察のしがらみなど何も関係もありませんよね。
と、いうか。この女にはそんな脅しは通用しない。
スタンガンも平気なようですから。
「…そういうワケで、おまえらクズVIPにクズクラはここで待機だ。…警察のお迎えが来るまで」
「お、お迎え?!」
「警察って…本当なの?!」
「…だから、そうだと言ってるだろ!」
具体的な指示を明らかにしたところで現実味を帯びてきたらしく、周り…特に女子、レディクラがざわめき始めた。
ようやく理解してきたか…。
「伶士、伶士!警察って…」
薫が、仲間の元から離れて俺のところにやってくる。
切羽詰まった慌てた様子で。
「…警察って本当なの?!私達、何をしたの?!田丸さんのこと?!…ねぇ!」
「それは…」
歯切れ悪く濁すしかなかった。
ただの捜査員の俺が、説明出来ることって…。
「…ふざけんなよ!!」
その時、ただならぬ怒鳴り声が響く。
それは、殺気立った尋常じゃないもので、一気に緊張感に包まれる。
「ナメやがって…ナメやがって!」
またしても、高橋だ。



