俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


本当に可笑しいのか、腹を抱えて笑っている。

バカにしたような笑い声はしばらく響き、その様は異様だ。

俺達だけではなく、薫や仲間ですら呆気に取られている。

おかしくなったか?高橋。

もう、壊れかけの高橋だ。



「…残念ながら、俺達は警察には捕まらねえ。俺の親戚に警察のお偉いさんいるんだよ。…今までもそうやって、警察沙汰は逃れてきた」



高橋は簡単にベラベラと話しているが。

やはり、警察に圧をかけていたのは、本当だったのか。



しかし、この女は。



「…で?」



眉間にグッとシワを寄せてるあたり、イラッとしてるのだろうけど。

怯む様子なく、高橋に問い返す。



「って、だから俺達は捕まら…」

「警察のお偉いなんぞ、陰陽師には関係ない!…知らん!」

「は…」

「そんなことより、犯罪揉み消し親戚に尻拭ってもらってることを、恥と思え!…そんなことを胸張って自信満々に自慢するんじゃない!」

「なっ…!」



ごもっともだ。



「………」



なずなが「知らん!」の一言で片付けてしまい、威圧する手立てを失った高橋。

言葉も失っている…。