本当に可笑しいのか、腹を抱えて笑っている。
バカにしたような笑い声はしばらく響き、その様は異様だ。
俺達だけではなく、薫や仲間ですら呆気に取られている。
おかしくなったか?高橋。
もう、壊れかけの高橋だ。
「…残念ながら、俺達は警察には捕まらねえ。俺の親戚に警察のお偉いさんいるんだよ。…今までもそうやって、警察沙汰は逃れてきた」
高橋は簡単にベラベラと話しているが。
やはり、警察に圧をかけていたのは、本当だったのか。
しかし、この女は。
「…で?」
眉間にグッとシワを寄せてるあたり、イラッとしてるのだろうけど。
怯む様子なく、高橋に問い返す。
「って、だから俺達は捕まら…」
「警察のお偉いなんぞ、陰陽師には関係ない!…知らん!」
「は…」
「そんなことより、犯罪揉み消し親戚に尻拭ってもらってることを、恥と思え!…そんなことを胸張って自信満々に自慢するんじゃない!」
「なっ…!」
ごもっともだ。
「………」
なずなが「知らん!」の一言で片付けてしまい、威圧する手立てを失った高橋。
言葉も失っている…。



