「元カレ退学させてまでレディクラ入りたいとかさ、ストイックすぎない?どんだけ人の上に立ちたいのよー?」
「やめて…」
「優越感?自己顕示欲?…頼智さんとか裕貴とか、強い権力に頼りきりの上昇志向だけどねー?」
「…伶士の前でそんな話をしないで!やめてって言ってるでしょぉっ!」
目の前にいる二年の阿笠に、薫は半ばキレ気味に怒鳴り散らした。
興奮し過ぎてるのか、フーフーと呼吸が乱れ、荒くなっている。
「伶士の前でやめて…やめてよ…」
薫の予期せぬ反撃に、一旦は勢いに怯む二年の女子だったが。
噛みつかれたという事の状況がわかると、「…は?」と、フツフツと怒りの表情を見せていた。
「はぁ?…何がやめてだよ!あんただって人を見下して楽しんでたじゃない!…宮内!」
「元はと言えば、カトレア会が私達を敵視してんのも、あんたのせいよ!」
「あんたが原因で橘くんが学園を辞めることになったから、あいつらはあんたに怒ってるんでしょぉっ?!…こっちはいい迷惑よ!」



