俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「元カレ退学させてまでレディクラ入りたいとかさ、ストイックすぎない?どんだけ人の上に立ちたいのよー?」

「やめて…」

「優越感?自己顕示欲?…頼智さんとか裕貴とか、強い権力に頼りきりの上昇志向だけどねー?」

「…伶士の前でそんな話をしないで!やめてって言ってるでしょぉっ!」



目の前にいる二年の阿笠に、薫は半ばキレ気味に怒鳴り散らした。

興奮し過ぎてるのか、フーフーと呼吸が乱れ、荒くなっている。



「伶士の前でやめて…やめてよ…」



薫の予期せぬ反撃に、一旦は勢いに怯む二年の女子だったが。

噛みつかれたという事の状況がわかると、「…は?」と、フツフツと怒りの表情を見せていた。



「はぁ?…何がやめてだよ!あんただって人を見下して楽しんでたじゃない!…宮内!」

「元はと言えば、カトレア会が私達を敵視してんのも、あんたのせいよ!」

「あんたが原因で橘くんが学園を辞めることになったから、あいつらはあんたに怒ってるんでしょぉっ?!…こっちはいい迷惑よ!」