まるで選手交代のように、今度はレディクラの二年の女子たちが薫に詰め寄っていく。
「違うって何?裕貴の彼女だってこと?…それとも、裕貴いるにも関わらず、橘くんにも言い寄ってるとかいう話?」
「はっ…」
その一言を、耳にして。
薫の表情は、一気に険しくなる。
口にした相手すらをも、気の強い薫は睨み付けるような視線を送っていた。
だが、二年女子たちは怯むことはない。
どんどん薫に言葉攻めを浴びせる。
「…宮内あんた、冬休みに橘くんに会いに行ってたよね?私達が知らないとでも?」
「お兄さんに乗り替えるとかこっぴどくフッといて、また会いに行く?…サイアクな女だよね?あははは!」
「頼智さんにフラれてもさぁ、まためげずに今度は裕貴に言い寄って?ホント、どんだけVIP好きなのさ!」
「やめて!…やめて!」
「…やめて?はぁ?…本当のことじゃないのよ!レディクラ入るために頼智さんに色目使ってさ!で、次はVIPの中心的存在の裕貴に近付いて?…おまえの行動エグいんだよ!」
何て物凄くエグい口論だ。
女子、恐いな。



