俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


まるで選手交代のように、今度はレディクラの二年の女子たちが薫に詰め寄っていく。


「違うって何?裕貴の彼女だってこと?…それとも、裕貴いるにも関わらず、橘くんにも言い寄ってるとかいう話?」

「はっ…」



その一言を、耳にして。

薫の表情は、一気に険しくなる。

口にした相手すらをも、気の強い薫は睨み付けるような視線を送っていた。

だが、二年女子たちは怯むことはない。

どんどん薫に言葉攻めを浴びせる。



「…宮内あんた、冬休みに橘くんに会いに行ってたよね?私達が知らないとでも?」

「お兄さんに乗り替えるとかこっぴどくフッといて、また会いに行く?…サイアクな女だよね?あははは!」

「頼智さんにフラれてもさぁ、まためげずに今度は裕貴に言い寄って?ホント、どんだけVIP好きなのさ!」

「やめて!…やめて!」

「…やめて?はぁ?…本当のことじゃないのよ!レディクラ入るために頼智さんに色目使ってさ!で、次はVIPの中心的存在の裕貴に近付いて?…おまえの行動エグいんだよ!」



何て物凄くエグい口論だ。

女子、恐いな。