俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「…はぁっ?何だとコラァ薫!」


ドヤ顔から一転、薫の抵抗に高橋は険しい顔になった。

しかし、そんなの構わず、薫は必死そうに俺に訴えるのをやめない。



「違う!違うの伶士!…私は、あの時話したことは本当のことだし、それに…それに、こんなことするの、私は嫌だった…」

「………」



薫の弁解を聞いて、一瞬頭がごちゃっとなる。



あの時話したこと…冬休みに会った時の復縁の話か?

こんなこと…何のこと?

それは、この今の…魔獣を使ったイジメの話か?

薫もパニックになってるのか、文章がごちゃごちゃだ。



しかし、一人抜け駆けの弁解を、周りが黙っているはずがない。



「…はぁ?宮内、何それ?」



不服な声を漏らすのは、二年のレディクラ連中だ。

その表情も不機嫌そうなものとなっている。



「橘くんの前で、なに急に優等生ぶってんのぉ?私、何もしてません!みたいな?」

「あんただって、散々笑ってたじゃない。田丸の時も」

「…ち、違う!」

「何が?何が違うって?」



今度は、違う戦いが始まりそうだ。