俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「………」



またしても、高橋に。

またしても、目が点だ。



「だからよ?また泣きながらこの学園を去れよ。…あははは!」



何?…それを言いたかったワケ?



(………)



いや。いやいや。

さっきの会話を盗み聞きして、二人がデキてるのはなんとなくわかっちゃいたけど。

…冬に、復縁を求めてきたのは何だったんだ?薫?

と、いう話にもなるんだけど。

でも、どっちにしろ、今現在他に好きな人がいる俺には、もうどうでもいいことだった。



どう反応して良いかわからず、ノーリアクションとなってしまったが。

高橋は薫を腕の中に、勝ち誇った笑みを俺に向けている。

何で勝利の気分味わってんの?この人…。



「…れ、伶士っ!ちょっと待って!…話を聞いて!」



だが、しかし。

呆然としている俺に、弁解を求めてきたのは、薫だった。

高橋の腕を振り切って、俺の前にやってくる。



「か、薫!」

「違うっ…違うの伶士!話を聞いて!…ちょっと、二人で…」

「え…」

「…違うって何だ薫!」

「裕貴さん、ちょっと静かにして!」