俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


それは…時を遡ってみると。

大変なことに気付いてしまう。



…待て。

三年前、高橋の兄がいた時にそのバケモノを購入した?

高橋の兄がいる、ってことは…!



(あ、兄貴も…?)



高橋の兄と、俺の兄貴は同じ学年のVIPだった。

と、いうことは…。

俺の兄貴も、このバケモノの存在を知っていて。



まさか、兄貴も高橋みたいに…?!

この魔獣を使って、誰かを傷付けていたのか…?



う、嘘っ…。



その事実に気付いた時。

どこからか、急激にズドーン!と落とされたような感覚に襲われた。



兄貴は…女好き過ぎて、人の女を簡単に盗っちゃうけど。

でも、人が好きで、コミュ力高いから。

暴力で威嚇とか、弱いものイジメとか…そんなことをする人間じゃないって思ってたのに!

嘘…。



(そんな…)



ヤバい…。

ショックで気が遠くなりそうになる。



女たらしの兄貴でも、VIPにいても、乱交はしても(…)酒とドラッグはやらないし。

暴力で人を傷付けるようなことはしない。(女たらしで俺は傷付けられましたが…)