その静寂を破るかのように、目の前の藤村は鼻でフッとバカにしたように笑う。
「だったら、何なんだよ」
しかし、開き直った返答になずなも負けじと「ははっ」と笑い返す。
「さすが。クズヤローの掃き溜めだと思ってさ?…親が寄付金多く払うと、こんな子供になるのかい」
不敵な笑みを見せて、挑戦的な態度を取るなずなに、もちろんギャラリーが騒がないワケがない。
「…あぁ?…おまえ、誰に向かってモノ言ってんだ!」
「俺達を誰だと思ってる!」
「…ぷぷっ。セブンライト。クズヤローセブンライト集団」
だが、そんなやり取りを見て、バカにしたように大声をあげて笑うのが、薫の隣にいる高橋。
二年の親玉的存在の、高橋裕貴だ。
なぜか眉毛が細く、昔よりチンピラみたいな顔つきになっている。
目も眉毛も細い。
「はははっ!…俺達をクズヤロー呼ばわりするとは、いい度胸だ。俺達を誰だかわかってないところを見ると…おまえ、この学園の生徒じゃないな?誰だ?」
「ドヤ顔でわかりきったこと言ってんじゃねえよ。昔のヤンキー顔が」



