何でこんなものが…!
まさか、この怪獣が?
地下に蠢く、隠された魔力の正体…?
「まさか…なんてこった…」
俺だって、目も口も開きっぱなしになるぐらい、驚いたが。
その道に通じているヤツは、俺以上に驚いている様子だった。
その怪獣に釘付けになったまま、口を開きっぱなしで固まっている。
しかし、固まったままとはいえ、これからのこともあるし、第一、この怪獣の存在の意味がわからない。
バカデカい大問題を、ヤツに問う。
「あ、あれは何…」
「………」
しばらく間を置いてからの、返答。
「あれは…魔獣だ。魔獣」
「まじゅう…?」
俺の呟きに、なずなは頷く。
「…魔族とて、すべての魔族が人のカタチ、言葉を成すワケじゃない。私達の世界同様、魔界には、人間のカタチをしているのもいれば、虫や鳥…動物のカタチをしているヤツもいる」
「じゃあ、あれは…」
「…魔界に生息する、動物。といったら、イメージがつくか?…魔族の一種だ」
魔族の動物…?魔族なのか?!



