俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


何でこんなものが…!



まさか、この怪獣が?

地下に蠢く、隠された魔力の正体…?



「まさか…なんてこった…」



俺だって、目も口も開きっぱなしになるぐらい、驚いたが。

その道に通じているヤツは、俺以上に驚いている様子だった。

その怪獣に釘付けになったまま、口を開きっぱなしで固まっている。

しかし、固まったままとはいえ、これからのこともあるし、第一、この怪獣の存在の意味がわからない。

バカデカい大問題を、ヤツに問う。



「あ、あれは何…」

「………」



しばらく間を置いてからの、返答。



「あれは…魔獣だ。魔獣」

「まじゅう…?」



俺の呟きに、なずなは頷く。



「…魔族とて、すべての魔族が人のカタチ、言葉を成すワケじゃない。私達の世界同様、魔界には、人間のカタチをしているのもいれば、虫や鳥…動物のカタチをしているヤツもいる」

「じゃあ、あれは…」

「…魔界に生息する、動物。といったら、イメージがつくか?…魔族の一種だ」



魔族の動物…?魔族なのか?!