騒がしいヨーテリもお仕事に出掛けて、一息つく。
犬との小競り合いに、なぜか疲れた。
はあぁぁ…と、項垂れていると、なずなに肩をツンツンと突つかれ、小声でボソッと呟く。
「…伶士、来た」
来た…?!
来たとは、言うまでもない。
奴ら、VIPか?
すると、足音が複数と話し声が聞こえてくる。
警戒して顔を伏せ気味にチラッと姿を確認すると…やはり奴らだ。
話し声も聞こえる。
「日曜日のパーティー楽しかったよねー?」
「あー。授業ホントめんどくさい。毎日パーティーやってたいー」
「まあまあ。今度は裕貴んち泊まりで?」
「やぁー楽しみー?」
男子一名、女子三名。
男子は…二年の一ノ瀬だ。
「…女子はレディクラの二年、坪内、阿笠だな。…もう一人は、誰だ?」
「………」
なずなの呟きに、言葉を詰まらせてしまう。
確かに、若干うつむきがちで一言も発していない女子が一人。
その、もう一人は…。



