俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


騒がしいヨーテリもお仕事に出掛けて、一息つく。

犬との小競り合いに、なぜか疲れた。

はあぁぁ…と、項垂れていると、なずなに肩をツンツンと突つかれ、小声でボソッと呟く。



「…伶士、来た」



来た…?!



来たとは、言うまでもない。

奴ら、VIPか?



すると、足音が複数と話し声が聞こえてくる。

警戒して顔を伏せ気味にチラッと姿を確認すると…やはり奴らだ。

話し声も聞こえる。



「日曜日のパーティー楽しかったよねー?」

「あー。授業ホントめんどくさい。毎日パーティーやってたいー」

「まあまあ。今度は裕貴んち泊まりで?」

「やぁー楽しみー?」



男子一名、女子三名。

男子は…二年の一ノ瀬だ。



「…女子はレディクラの二年、坪内、阿笠だな。…もう一人は、誰だ?」

「………」

なずなの呟きに、言葉を詰まらせてしまう。

確かに、若干うつむきがちで一言も発していない女子が一人。

その、もう一人は…。