俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


俺が指定したソファーに、二人で速やかに座る。

…は、いいが。



「………」



しかし、そこはとっても気まずい。

目の前に…。



「…やんっ。もう、やだー」



斜め向かいのソファーではあるが。

すでに二人の世界、イチャラブモードの男女が視界に飛び込む。

二人さっきから、キス連発の姿を俺達は観賞する羽目となっているのだ。



「………」



わかっちゃいるが。

思わず二人して、その光景に釘付けとなる。

だが、お互いハッと我に返ってしまい、とっても気まずくなってしまっていた。



我ながら…なんて場所をチョイスしたんだ。

モロに見える。見える…!



モロ見えのあまり、俺も動揺。



「…と、と、取り敢えずっ。び、VIPの登場をま、待つか…」

「あ、あ、あ、おう」



お互い動揺しまくりの図。

なずなと二人っていうのが、更なる動揺を誘ってる。

俺も人のこと言えない…。



しかし、なずなは気を取り直したのか。

身を乗り出して、顔認証システムの扉を遠くから覗く。



「…中に、もういるんだろうか」

「かもな」