「そう志を掲げた結果、VIPと対立するカタチになったんだけど…でも、まさかこんなカタチで生徒会を巻き込んでしまうとは、思いもしなかった。結果、田丸さんだってあんなことに…」
「芦屋は悪くない!…悪いのは、田丸にあんな仕打ちをした奴らだ!」
仁木さんに庇われながらも、凌憲は落胆の表情を見せている。
「僕達が出過ぎた真似をしたばかりに、田丸さんが…」
凌憲にそんな表情を見せられると、心苦しい、胸が痛い。
いつも冷静で頼れる存在だっただけに。
自分を責めて、落ち込むなんて…。
なんだか、もどかしい。
何とかしてやれないのか…まで、思ってしまう。
…しかし。
ここで口を開いたのは、ヤツ。
なんと、俺の元ボディガード陰陽師だった。
「…誰が何をどうしたとか、わからん。はっきり言って、詳しく聞いてもよくわからんわ」
「………」
はっ?こいつ、急に何を…。
複雑な事情、理解しきれなくなったら、投げ出すかのように…!
凌憲も仁木さんも、せっかく説明してくれてんのに、ビックリしてるじゃねえか…!



