麻里ちゃんは私と違って流行にも敏感でオシャレないわゆるイマドキ女子だけど、こんな私のことを理解して応援してくれる良き友人だ。
お互い全然タイプが違うはずなのに、なぜか一緒にいて居心地がいいし、楽だし。
今の高校に入って一番良かったことは、麻里ちゃんに出会たことなんじゃないかと私は思ってる。
――ガラガラッ。
するとその時、ちょうど教室のドアが開く音がして、誰かが中に入ってきた。
もうすぐ朝の休み時間が終わるころだというのに、こんなギリギリに登校してきたのは、クラスメイトの蓮水侑李(はすみ ゆうり)くん。
「あ、蓮水くんだ」
麻里ちゃんがボソッと呟く。
蓮水くんはいつもどおり無表情でポケットに手を突っ込みながらスタスタと教卓の後ろを通ると、窓際前から二番目の自分の席へとついた。
お互い全然タイプが違うはずなのに、なぜか一緒にいて居心地がいいし、楽だし。
今の高校に入って一番良かったことは、麻里ちゃんに出会たことなんじゃないかと私は思ってる。
――ガラガラッ。
するとその時、ちょうど教室のドアが開く音がして、誰かが中に入ってきた。
もうすぐ朝の休み時間が終わるころだというのに、こんなギリギリに登校してきたのは、クラスメイトの蓮水侑李(はすみ ゆうり)くん。
「あ、蓮水くんだ」
麻里ちゃんがボソッと呟く。
蓮水くんはいつもどおり無表情でポケットに手を突っ込みながらスタスタと教卓の後ろを通ると、窓際前から二番目の自分の席へとついた。



