先をスタスタと歩く大神を 追いかけると、靴箱の前で 腕を組みながら待ってた。 一恋「あ、大神くん。 私の事分かる? 私、同じクラスの…」 慧「竹脇 一恋。」 一恋「あ、うん。知ってんねや。」 慧「同じクラスの奴の名前くらい覚えてる。」 こうやって普通に 他の人とも喋ったらええのに。 …まあ、でも…。いいや。 私や一恋と喋ってる所を見れば そのうち周りの子から声掛けるやろ。