甘い恋には程遠い


大神の言葉のおかげで
なんとか出せた進路希望の用紙。
その用紙の前には
険しい顔をした先生が座ってた。

担任「単刀直入に申し上げると
成瀬さんの成績では…この学校は
少し厳しいと思います。」

三者面談の席で先生は
両親にそう告げた。

分かってた。…私の事は
私が1番知ってる。
学校案内とか偏差値とか
見比べても、私が行ける
学校やないという事くらい。
ちゃんと自分で分かってる。

それでも、その学校を選んだのは。
私にピッタリやと思ったからや。