元カレ社長は元カノ秘書を一途に溺愛する

その日起きる試練の気配すら感じないまま、幸せな時間を過ごす二人。

これからの未来に希望しかないと信じていた。




熱いくらいの朝の時間を過ごした二人は、瑠衣の運転する車でいつものように、朝いちばんで出勤をした。

まだ誰も会社にいない時間から仕事をするのはいつものこと。

結婚をしても変わらないであろう仕事への情熱。


趣味や好みの似ている二人。

二人の仕事に対する気持ちの向け方も同じだった。