元カレ社長は元カノ秘書を一途に溺愛する

運転席の瑠衣を見ると、瑠衣は杏奈の唇に軽く口づけた。
「急に素直になるなよ。理性ぶっとぶ」
もう一度前を見て運転する瑠衣の耳がさらに赤くなっているのをみて、杏奈はその耳に口づけを返した。

「ばかっ!動揺すんだろ」
あわてる瑠衣に杏奈は声をあげて笑った。

「かわいい」
「バカ言え。」
「好き」
「俺も好きだけど」
「大好き」
「お前、そんなの俺を煽ると部屋に押しかけるぞ」
「いいよ」
時間を見れば、それは無理だとわかっているふたり。

「あー!仕事行きたくない!」
子供のような瑠衣も、飾らずにいてくれることがうれしい杏奈だった。