「今日は行かないよ。明日は行くよ?テストあるからね。」

「うん。今日だけでいい。」

「わかったよ。じゃあ伊都さん、今日なにしよっか?」

「……ここで何もしないでただ一緒にいて」

「りょーかい。」

そういうと私と伊都さんは
ただカーテンからの僅かな光に照らされ
小鳥の囀りを聞いて
伊都さんとまた深い眠りについた。


私はこの日の夜あの人の闇を見ることになる。