「はぁ……」

ため息を着いて
私の耳元で一言

「ごめんな。ちょっと付き合って」

その意味を理解しようとしたら
私の顔に伊都さんが近づき私にキスを落としてきた。
きっと私はアホな顔をしていたに違いない。

そして伊都さんは
嬉しそうな声で

「俺の彼女だから。諦めてくれよ」

「は?」

「俺の彼女、心和ちゃん、可愛いだろ」

「ありえない…絶対私の方が伊都に釣り合う!!」

「そうか?」

「ええ、そうよ!!」

ケバい女の人は
私を睨んで高いヒールを鳴らし何処かに
行ってしまった。