俺と澪華は今学園の外に出たんだけどよ~


この道のりからして俺と春馬と春の最強のライバルがいる“あいつ”の学校に向かってるんだろうけどな~


俺らの通う学園から出て10分も掛からないうちに目的地についちまって澪華はスッと入っていった


おいおい、ここは一応学校なんだけどよ~って澪華に言ったって通用しないか、


だって学校とはいえ自分のテリトリーみたいな

もんだしな~


あの変人な澪華の親が買った土地に建てた学校で澪華が溺愛している“あいつ”の通っている私立の“中学校”だからな~


もう学校内に入っちゃった我らのトップを

俺も追いかける


するとまだ部活とか教室に残っている奴らが澪華と俺を見てビックリしながらも慌てて頭を下げる


それに俺らの学園のトップ澪華がニコッと笑って俺も軽くその生徒に手を振る


すると顔を赤くした男女の中学生がキャーとかうおぉとかワケのわからない悲鳴を上げて笑っちまった


まぁ、俺が中1の時も俺の友達とかが澪華とか

高校の生徒会の人とかを皆がこんな奇声声を上げて

見てたけどよ~


俺もあの頃は絶対に澪華とは関わらないと思ってたのに今じゃ一緒にいるのが普通だししかもまさかの惚れちまったっていう一番ヤバイことになっちまったけどよ~