俺はいつも助けてくれる澪華をチラッと見るが、


「ちょっ、どこ行くんだよ!俺を助けろよ、」

俺の大ピンチの時にどっかに行こうとしている


ったく、薄情なやつだぜ、俺は、俺は、

そんな子に育てた覚えはねぇぞぉ~!!


「私は育ててもらった覚えはないわよ」


いや、何で心が読めるんだよ、もしかして

「エス「パーじゃないわよ、声に出てるのよ」」


あー、こりゃシッケイシッケイ


そんな俺たちのやり取りを遮ったのは伊吹

「澪華ちゃんそんな慌ててどうしたのよ~」


伊吹がチャン付けするときは心を隠しているときだ。


っていうか、澪華慌ててんのか?
普通だと思うけどな、


「はぁ、伊吹には隠し事できないわね、」

澪華は諦めたように溜め息をはいた、


そして伊吹の目の前に来て

「じゃあ伊吹だけついてきてくれる?無理なら別にいいけど、」と笑いながら伊吹の手をつかんだ


あーあ、そんな事したら

「あー、伊吹の抜け駆けずるい!僕も澪華と一緒に行きたいし手繋ぐ~!」

澪華大好き春馬が駄々こねるだろうが、


すると梓が「春馬は話があるから残りなよ」と有無を言わせない口調で春馬に言った


春馬は嫌だという顔をしていたけど

梓が春馬にコソッと耳元で何かを言って不機嫌そうにじゃあ我慢するといた


「ムー!今日は譲ってあげるけど今度は僕とお出掛けするんだからね!」と言いながら自分のソファーに座った


それを苦笑して見ていた澪華は伊吹に行くよと言って外に出た


それを見ていた二人は澪華たちのの気配が無くなったのを確認して話始めた。


「“────────”」

「「「はああぁぁ!!」」」


あっ、春も起きてたんかい、

ッてか、梓の話が本当だったらやベーな、

澪華は知ってるのかよ!知ってるわけねぇか、


この話を澪華が知るのはもう少し先の話であった。

(決まったぜ!!)「「「(可哀想、、、)」」」