それからしばらくしても笑い続ける俺らに

もう何を言っても無駄だと思ったらしい澪華は

溜め息を吐き話を続けた


「じゃあ、それできま、、」

「ちょ~と待とうじゃねぇの~、」


澪華の言葉を遮って発言したのは伊吹

「ニヤニヤしてるのをみると良い話じゃなさそうね」

俺も同じ事を思ってたわ、


「そんなんじゃねぇんだけどよ~、ククッ、理事長の喋り方はあまりにもキャラ崩壊してもし俺らが演じてるときにあったら腹筋割れるからな~」


それはそうだ、

もし、俺らの所に来てもボロが出ないように俺らの前でも演じるだろうからな

今伊吹が言ってくれて良かったぜ


「わかったわ、」

よし、じゃあ喋り方どうすっかな

すると元気に手を挙げたのはまたもや梓だった


「じゃあ、なのだとかであるとか理事長より可愛く、でも変人が使うようなのを語尾につけるのはどう?」


まぁ、さっきよりはマシになったな。
それを皆も思ってるらしく何度か頷く

だけど澪華だけはまだ意味が理解できないらしく首をかしげている


「あの、納得してるところ悪いんだけど具体的にどういう喋り方をすれば良いのか教えてもらえる?」


「良いだろう!生徒会1頭の良い俺様が教えてやる!」


いつもは俺がその言葉を言うけど珍しく俺が理解できていて澪華が理解できていないらしいからちょっと調子にのり、


「はぁ、何言ってるの?生徒会のなかじゃ恭哉が一番テストの点数最下位でしょ?」

超真面目に梓が俺に言い返す、


真面目な返しは俺が惨めになるだけなんだけどな。

しかも正論だしよ


「ねぇ、恭哉が話したら話が脱線するから少し
黙っててもらえるかしら?」


うん、澪華は笑顔でえげつねぇ事言う癖やめて
ほしいんだけどな?


っていうか、俺いじられ過ぎじゃね?

俺もっとクールのはずだったんだけどな、


「まぁ、澪華恭哉がうるさいのはいつものことじゃねぇの~、いつもみたいにガン無視すればいいんじゃねぇの~?」