母を想えば



「テツさん!言われた通り、
確認しましたよ!」


強面揃いのセイズ署刑事課において、

僕より若い年齢ながら、鑑識班を率いる長くんはなんでも・・・父、母、二人の兄。

一家まるまる警察官で・・

しかもみんなそれぞれ勤務する全国の各警察署の、鑑識班に所属しているらしい。


そんな鑑識一族のわんぱく末っ子が、
試験紙?のような紙を手に持っていた。



「長くん、どうでしたか?」


「間違いないっすね!

血痕に紛れて分かりにくくなってましたが、下着やチノパンから採取できました。

この被害者、
【オシッコ】漏らしてます!」


「・・どうもありがとうございました。
予想通りです。」


「相変わらずテツさんは変な所に気付くんっすね!じゃあオレは作業に戻ります。」