母を想えば



「《ハルカへ》。」


「・・・・・・・。」


「《お母さんは、お父さんが導いてくれた真実の愛へと旅立ちます。

あなたを生んで、
あなたが成長していく度、

私には女としての魅力がなくなっていっていました。

でもまだ、そんな私を女として見てくれる人がいる。

お父さんからはもう向けられなくなった視線を向けてくれる。

お父さんにはこの秘めた想いがバレてしまいました。

でもお父さんは、こうして自ら飛び降り、
私を応援してくれるという形を取ってくれた。

だから私はもう我慢する事も隠すこともなく、

お父さんの遺志を汲み取り、
あの人と生きていきます。》


・・この女が私に残した手紙の一部です。

続きが聞きたいなら全部言ってあげましょうか?

反吐が出るほど気持ち悪いこの女が書いたポエム。」


「つまり・・お母様は当時、
別の男と不倫してたんですか?」


「子供の頃は・・お父さんと、
この女みたいな夫婦に憧れてた・・。

この女みたいなお母さんになりたいって憧れてた・・・。

・・でも・・・!!

楽しそうなフリして・・
笑ったフリして・・

この女はお父さんを裏切ってた・・!
・・・私を捨てた!!!」