母を想えば



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「トントン。トントン。
お客さま、凝ってますねぇ~~~!」


「あぁ~~~~~気持ち良い。
ハルカはマッサージの天才だな!」




「ハルカ~。スイカ切れたよー。」


「スイカー!!」




「えー!?もう終わり!?」


「はいはい。
続きは私がやってあげるから。」


うつ伏せになって癒やされていたその腰にドカッと座って、私もスイカを頬張る。


「トモコ・・・重くなったな。」


「次それ言ったら鼻に種詰めるからね。」


ホントに気合いと根性で何とかしたのがさすがと言うか・・

普段は頼りないくせに頼りになると言うか・・

ハルカがランドセルを背負って、
ウチに学習机が加わる頃には、

全身に貼られていた湿布は少しずつ減っていき、

2歩が少しずつ3歩、
もうすぐ4歩進めるほどになっていた。