「奈津、今日は生姜焼きだよ。」



「本当に?料理の腕上がったね!」



「美味しいかどうかの保証はないけど。柔らかめに作ったから食べてみて。」



こんな風に紘基と笑っていられる時間が好き。



猫耳パジャマの日みたいな、ちょっと甘い時間もいいけどね。



どんなに辛いことがあっても、紘基がそばに居てくれるだけで十分だから。



だからこれからも、私のそばに居てね。