「でも帰っちゃうからさ、必死で追いかけちゃった」 「ごめん。でも俺ナナのこと、わからない」 どこで出会ったことがあるんだろう? こんなかわいい子だったら、覚えていそうなのに。 ただ単に俺の記憶力がなさすぎるだけなのか? 「当たり前だよ。凛斗はわたしのこと覚えてなくても仕方ない」 「そろそろ教えてよ、どこで出会ったのか」 「表彰式だよ」 「・・・表彰式?」 「そう、凛斗が表彰されたとき」 俺が表彰されたといったら、それは千夏ちゃんもいっていたあの写真が表彰されたときだ。