「んー、なんか見た目といい性格といい、なんかとりあえず全部です」 「なんだそれ」 「ふふ。気にしないでください。あ、わたし今日バイトなのでこれで失礼します!」 「うん。気を付けて」 部屋をでていったあと走っていく音がした。 そんなに急いでるなら、バイトなら、ここにこなくてもいいのに。 律儀な彼女のほうが、よっぽど優しいと思う。