そのあとは学校の屋上へ。 風が通り抜けて、開放感抜群だ。 「うわー、気持ちいいね」 「屋上は好きなんだ」 「よくくるの?」 「写真を撮りにくるときだけ」 「そっか。なんかこうやってみると本当に田舎って感じだね」 「それがいいんだよ」 「そっか。そうかも。この風景ならいくらでも写真を撮れそうな気がする」 そんなこといったわたしだったけど、特になにも気にすることなく、シャッターを押した。