真子の家は、会社の最寄駅から電車で二駅。そこから徒歩で5分。

途中、ふたりはコンビニに寄り、食べ物や飲み物を買い込み真子の家に向かうのだった。

何度か来たことのある葵。
「お邪魔します」

「朝バタバタしてたから、ちょっと散らかってるの」と言いながら片付ける真子。気になるほどではない。

「じゃあ、私は買ってきた物を出すね~」

「よろしく」

と真子はサッと片付け、葵は食べる準備をする。

ソファに座り、前のテーブルには食べ物。

「「かんぱい」」と食べ始めるふたり。