「真子~どうしよう~」と情けない声の葵。

「何があったの?」

「それが…」とそこで葵が止まる。

「??」

葵の目線の先には、同僚達の姿。
こちらには気づいていないが、ワイワイと賑やかだ。

「ちょっとここでは…」

葵の様子を見てよっぽどの事だと気づいた真子は、
「うちの方が近いし、良かったらうち来る?明日土曜だし、泊まってもいいよ」

「今日は、彼氏さんは?」

「飲み会があるから、自分の家に帰るって」

「じゃあ、お邪魔します」