お母さんが私を睨みながら言う。お父さんと弟の亮平は私をチラリと見た後、また用意された朝ご飯を食べ始めた。私の分はない。
「お母さん!私ね、中学三年生でしょ?高校をどこに行くか進路希望調査を提出しなきゃいけないの。家の人と話し合って決めてって言われててーーー」
ガチャン、とお母さんが乱暴にテーブルにフォークを置く。意外に大きな音に私はびくりと肩を震わせた。
「高校にあんたみたいな出来損ないを行かせるお金がもったいないわ。どうしても行きたいなら自分でお金を稼いで行きなさいよ。まあ、この家の寄生虫には無理でしょうけど」
お母さんがそう言うと、さっきまで我関せずといった様子だったお父さんまで「その通りだな。お前は亮平と違って何もできないからな。お金を出すだけ無駄だ」と言い始める。
「そんなこと言わないでよ!勉強はちょっと苦手なところもあるけど、音楽の成績はいい方だし、合唱部の部長だってしてるんだよ!!何もできないわけじゃない!!」
「お母さん!私ね、中学三年生でしょ?高校をどこに行くか進路希望調査を提出しなきゃいけないの。家の人と話し合って決めてって言われててーーー」
ガチャン、とお母さんが乱暴にテーブルにフォークを置く。意外に大きな音に私はびくりと肩を震わせた。
「高校にあんたみたいな出来損ないを行かせるお金がもったいないわ。どうしても行きたいなら自分でお金を稼いで行きなさいよ。まあ、この家の寄生虫には無理でしょうけど」
お母さんがそう言うと、さっきまで我関せずといった様子だったお父さんまで「その通りだな。お前は亮平と違って何もできないからな。お金を出すだけ無駄だ」と言い始める。
「そんなこと言わないでよ!勉強はちょっと苦手なところもあるけど、音楽の成績はいい方だし、合唱部の部長だってしてるんだよ!!何もできないわけじゃない!!」


