「菊磨、"流星"のアジトに着いたら蘭の後ろについてあげてね。後ろから狙われるかもしれないから」


「……ああ。分かった」



そしていよいよこれから"流星"のアジトへ乗り込みに行く。


私のスマホはずっと銀河の着信履歴でいっぱいのままで銀河に会うのが怖い……けど。



「……!」



桜夜くんは黙って私の手をギュッと握った。


……桜夜くんたちがいるから大丈夫。


私は今までのように1人じゃないと、そう思えた。