「蘭、そういうことで明日の放課後に行くから蘭はその間家で待ってて」 「え? でも私仕事……」 「たまには休みなよ」 「そ、そんなわけには……」 「休養も大事だよ。じゃあ僕たちは違う部屋に行くから……蘭はこの部屋で休んで」 「おやすみ、蘭ちゃんー!」 「えっ、ちょっ……」 桜夜くんはそう言って菊磨さんと桃李さんを連れてバタンっと部屋を出ていってしまった。