そう言われると本当に大丈夫だと思ってしまうから怖い。 それほど桜夜くんの発言には重みがあった。 「蘭ちゃん! 俺も強いからね! 明日は仕事で行けないけどさ!」 「大丈夫ですよ、お仕事頑張ってください」 そんな中、私の手をギュッと握りそう言う桃李さんに私は少し口角をあげた。 「蘭ちゃん……」 「桃李、近い」 そしてそんな桃李さんを桜夜くんは私から離す。