「……ていうか3000万って……蘭ちゃん、それを1人で返そうとしてたの?」 桃李さんは切ない顔をしてそう言った。 「……はい。私しか返せる人はいませんから」 少しづつでも早く返さないと私は一生監獄の中にいれられたままだからな…… 「蘭、明日"流星"に行こうか」 「……え?」 そんなことを考えている時に桜夜くんはいきなりすごいことを言い出した。