「……ここになんの用かしら?」 そう言う海桜さんに私たちはヒュっと一瞬息ができなくなる。 それくらい、海桜さんの冷たい目は鋭かった。 銀河……大丈夫かな…… 「……初めまして。橘組若頭の橘銀河です。今日は海桜さんに話があって来ました」 少し震えてる声で話す銀河。 けれどチラッと銀河を見ると銀河はまっすぐ海桜さんの目を見ていた。