「僕たちは聞いてるから、ゆっくりでいいよ」



桜夜くんのその言葉に胸がジーン……熱くなる。



「はい……"流星"はー……」



そして私は口を開き、3人が見守ってくれている中"流星"の全てを話した。


"流星"はグレーな活動をしていること。


私は家が貧乏で、多額の借金があること。


お母さんの入院費と父親の借金を銀河に立て替えてもらっていて逆らえないこと。


銀河に毎日暴力をふるわれていること。


銀河は橘組というヤクザの若頭だということ。


私が"流星"から逃げ出したいこと。


全て話した。なにも隠さず真実を。



「……こんな感じです」


「……」



私が多少震えながらそう言うと3人はしばらく黙りこんだ。