「じゃあ、蘭。少し上の部屋で食事でもしながらさっきの話聞かせてもらうね」 「う、うん……」 「菊磨と桃李、案内してあげて」 「おっけー、こっちだよ蘭ちゃん」 グイッと桃李さんに手を引っ張られて慌てて足を進める。 そして一緒に来ない桜夜くんを見ると桜夜くんはお母様となにやら深刻な顔をして話していた。 なんだろ……? やっぱり"流星"の姫である私を警戒しているのかな……?