「ちょ、ちょっとまって、蘭。本当にいいの?」 「……うん」 私がコクリと頷くと桜夜くんはギュッと私を抱きしめた。 フワッと桜の香りがする。 「……桜夜くん?」 「……やばい。嬉しくて死にそう」 耳元でそう呟く桜夜くんに私はたまらなく愛しくなる。 「……私も」 外は綺麗な夕焼け。 日が沈んで月が出る頃には桜夜くんを感じれると思うと私は幸せで涙がでそうだった。