私が光くんの名前を呼ぶと桜夜くんと光くんは私を見た。



「蘭！ こっちに来るな！」


「……っ」



そして桜夜くんは怒った顔で私にそう言う。


……ごめん桜夜くん。


私は桜夜くんに迷惑ばかりかけてしまう。


これで迷惑をかけるのは最後にするから勝手な行動をするのを許してほしい。



「……私、"流星"に行く」


「……え？」



私が静かにそう呟くと桜夜くんは理解できないような顔をした。